ダイエットしていたら、胸が小さくなった経験はありませんか?
ダイエットの影響で胸が小さくなる原因は、
- 誤ったダイエット方法を実践している
- 胸のケア不足
が影響しています。
「ダイエットはしたいけど、できるだけ胸は小さくなりたくない!」そんな女性の手助けになる方法を紹介します。
ダイエットをすると胸が小さくなる理由
理想体型をイメージできていない
理想の体型をイメージできていないことは、胸が小さくなる理由の一つです。
意外とこの工程が大切になってきます。
ダイエットをする時に胸を含めた体型のイメージを組み立てず「全体的に痩せたい!」という大雑把な目標だけでダイエットをすると、胸に必要な脂肪や筋肉を落としてしまい、結果的に胸が小さくなってしまいます。
お腹や太ももを引き締めたいといった漠然としたイメージだけでなく、胸を保持するためにどこに脂肪が必要かを理解し、ダイエット前に理想の体型を考えておきましょう。
過度な食事制限による急激なダイエットをしている
栄養バランスを考えない過度な食事制限は一時的にみると、体重が減り、ダイエットに成功したと感じます。
しかし、過度な食事制限では、体重の減少に伴って胸も小さくなってしまいます。
他にも過度な食事制限は代謝が低下し、徐々に太りやすく痩せにくい身体になってしまうことや、リバウンドしやすい体質になるリスクもあります。
食事制限による胸への影響
過度な食事制限で胸が小さくなる理由は2つあります。
1つ目は女性ホルモンのバランスが乱れ、生理不順や胸に必要な曲線美や美肌を作るホルモンの低下に繋がり、胸の丸みが低下したり、胸のハリが失われたりすることです。
2つ目は脂肪や筋肉が急に落ちることで、デコルテ周囲や胸の脂肪が減り、バストサイズが落ち、デコルテからバストの形が貧相に見えることです。
またバージスライン(ブラジャーで例えるとワイヤーの部分)の境界線が曖昧になることや、広がることがあります。
これらの理由が合わさることで、胸が小さくなってしまうのです。
体と心がストレスに感じるダイエットをしている
ダイエットのストレスも胸が小さくなる理由の一つです。
ストレスと一言に言っても、身体的ストレス・精神的ストレスに種類は分かれています。
ダイエット中はたくさんの我慢しなければならないことや自分の容姿に対するフラストレーションが溜まっていくため、かなり身体的にも精神的にもストレスを感じやすくなります。
ストレスは自律神経や女性ホルモンの乱れに繋がり、女性らしい身体作りに悪影響を与えてしまいます。
またストレスを改善するために、胸に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養が減少するため、胸痩せの原因になってしまうのです。
胸のことを理解していない
「胸痩せしたくない」と思いながらも、胸の基礎的な構造や胸痩せの予防方法を学ばないまま、ダイエットをスタートしている人も多いです。
胸のサイズを維持するために必要な知識がないままダイエットをすると、胸のサイズや形は簡単に変わってしまいます。
胸痩せとは?胸が小さくなる種類色々
胸痩せの種類1:サイズダウン
胸痩せは胸の脂肪が落ち、ヌードバストを見たとき「体重は落ちたけど、あれ?胸が小さくなっている」と感じることです。
実際にダイエット前とダイエット後で、バストトップとアンダーの差を計測し比較すると胸痩せしているかどうかをわかりやすく確認できます。
胸痩せの種類2:形の変化
理想的な胸のバランスは鎖骨の中央と両乳首を結んだときにできる三角形が正三角形であることです。
形の変化が起きてしまう人は、痩せるだけを考え、バストケアができていなかった人に起こりやすいです。
形の変化についての例をあげていきます。
胸痩せの種類:離れ胸
離れ胸は胸の脂肪が左右に離れ、自然な谷間ができないハの字型の胸です。
放置していくと更に進行することもあるでしょう。
胸痩せの種類:流れ胸
流れ胸は胸にあるべき脂肪が脇や背中、お腹に流れてしまった状態です。
姿勢の悪さや形を保つためにマッサージをしなかったことが影響します。
またダイエット中に、自分の胸にあった下着をつけていなかったことも原因になります。
胸痩せの種類:下垂
下垂は理想的な胸のバランスである正三角形が二等辺三角形になっている状態です。
下垂していることでデコルテが削げてしまっている印象にも見えるでしょう。
下垂の原因は流れ胸とも共通します。
また肩甲骨の凝りや、胸の形を綺麗に保つ役割であるクーパー靭帯が伸びたり、切れたりしたことが影響して起こります。
胸痩せの種類:しわしわ胸
10kg以上のダイエットを行ったり、短期間に痩せる不健康なダイエットを行ったりした場合に、起こりやすいしわしわ胸。
下垂と同時に現れる可能性があります。しわが起こる部位は胸の上部や全体など個人差があります。
しわとなる原因は、胸のケアをしないダイエットをしたことで、ダイエット前にあった胸の脂肪が急速に落ち、皮膚が弛んでしまって起こる場合や保湿不足による皮膚のハリの低下などがあげられます。
胸痩せを最小限に抑えるために基礎を知ろう
胸の構造
胸は、乳腺が張り巡らされており、脂肪組織が周囲に蓄積しています。
胸の脂肪を逃さないためにはクーパー靭帯を守ること
クーパー靭帯は胸の丸みを作り上げ、脂肪を脇や背中に逃さないようにし、胸の位置を支えています。
クーパー靭帯は一度伸びたり、切れたりすると元に戻ることがありません。
そのため日常生活や、運動をするときに守ることが必要になります。
胸痩せ予防のケア方法
保湿+バストマッサージがポイント
胸も顔と同様にハリを保つためには保湿が大切になります。
お風呂上がりなどの乾燥しやすいときにボディクリームなどを用いて保湿しましょう。
入浴中や、保湿をする際にバストマッサージをすることで、胸の形を保ちつつ痩せることが可能となります。
自分に合った下着を付けよう
胸痩せしないためには、日頃から自分にあった下着を身につけることや、シチュエーションに合った下着を選んで着用することが大切です。
自分に合った下着は、下着屋さんでフィッティングしてもらい、骨格やバージスラインにあったものを言います。
体重の変化が見られた時は、その都度フィッティングしてもらうようにしましょう。
シチュエーションに合った下着とは、日常生活時、運動時、睡眠時に合わせ下着を付け替えることです。
日常生活で使用するブラジャーは形を保つことや洋服の印象を変えるもので、スポーツブラは運動による激しい揺れから胸を保護し、クーパー靭帯の伸びや切れを予防するものです。
ナイトブラは、睡眠時、重力による胸の形崩れを予防するものとなっています。
胸痩せしないためにはこれらを正しく使い分け、シチュエーションに合わせたブラジャーを選択しましょう。
胸痩せしない5つの習慣
バランスのよい食生活
5大栄養素(タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)をしっかり摂取しましょう。
バランスのとれた食生活を送ることは、女性ホルモンが分泌され、胸の生育に繋がります。
間違えがちなことは、胸のために豆乳や大豆などの「イソブラボン」やキャベツなどの「ボロン」だけを過剰摂取し、栄養が偏ることです。
胸痩せしないためには「バランスのよい食事」がもっとも大切です。
ストレスコントロール
ストレスは自立神経や女性ホルモンの乱れに影響します。
ダイエットの前は必ずストレス解消法のリストを作りましょう。
ストレスの解消方法を自分で振り返り、その方法を認識した上で、「自己コントロール」することでストレス値を減少できます。
またダイエット中は適度な息抜きになるリラックスタイムを必ず作りましょう。
冷え性改善
冷え性の改善も胸痩せを防ぐ大切な習慣です。
現代人は、ストレスによる影響で、自律神経の中の交換神経が優位に働き、血流が悪いです。
特に運動不足の人の場合は、熱を作る力そのものが悪く冷えやすくなっていることもあります。
身体が冷え始めると、便秘や睡眠の質の低下、代謝不良、疲労感などさまざまな不調をきたします。
これらの不調が重なり合うことで、心身にストレスを感じ、血流が悪くなり、栄養や老廃物などの運搬が滞るという負の連鎖なります。
冷えを改善するためには、適度な運動やストレッチ、身体を温める食べ物を摂取する、食べる時はよく噛むようにすることを意識しましょう。
また半身浴をする、半身浴ができない時は足浴、入浴後は5本指ソックスを履く、腹巻をすることなど日常から冷え性の対策を心がけましょう。
姿勢
姿勢が悪いことで骨格が歪み痩せにくくなり、不要な部分に脂肪がつきやすくなります。
また、腰などの体幹が歪むことで、太腿が張り太くなったり、猫背や巻き肩、ストレートネックなど全身に影響を及ぼすでしょう。
そうすることで、胸周囲の筋肉が凝り固まってしまい、リンパや血流の流れが悪くなり、胸に必要な栄養が行き届かなくなります。
以上のことから胸の形が崩れたり、下垂したりします。
日頃から姿勢を意識するだけではなく、姿勢が悪くならないように鞄の持つ位置を同じにせず変えることや、肩まわりや腰のストレッチをしたりするようにしましょう。
睡眠
睡眠不足は女性ホルモンの乱れに繋がり胸痩せや肌荒れ、ストレスの蓄積などさまざまなことに影響があります。
質のよい睡眠が取れるようにリラックスできる時間や方法を見つけましょう。例えば寝る2時間前に入浴をする。
スマートフォンなどのブルーライトをカットする、アロマや瞑想を取り入れるなどのちょっとした心がけが大切です。
まとめ
ダイエットで胸痩せしないためには、具体的な理想体型を決め、バランスの良い食生活やストレスコントロールなど生活習慣を意識し、ダイエットだけではなく、保湿やバストマッサージ、下着選びなど胸のケアをすることが大切です。
自身の身体を見つめ、理想とする魅力的な身体を手に入れえましょう。