ダイエットの注意すべき問題の一つに、肌荒れがあります。
- ダイエットが原因の肌荒れ経験のある方
- これから無理な食事制限ダイエットに励もうとしている方
- 普段から肌荒れに悩んでる方
本記事は、そんな方必見の、なぜダイエットをすると肌荒れが起こるのかがわかる内容になっています。
すべてのダイエットが肌荒れを引き起こすということではありません。
肌荒れを引き起こすダイエットの種類は、無理な食事制限をするダイエットです。
具体的には、
- 栄養が足りてない
- 炭水化物の量が足りない
- タンパク質が足りない
- カロリー制限しすぎ
- ストレスをためてる
というような食事内容のダイエットは、肌荒れを起こしやすいです。
この記事は現役のパーソナルトレーナーであり、自身もボディメイクのコンテストの減量で10キロ落とした経験がある著者が解説していきます。
ダイエット中に肌荒れが起こる理由5選
ダイエット中に肌荒れが起こる理由は4つあります。冒頭でも述べたように、
- 栄養が足りてない
- 炭水化物の量が足りない
- タンパク質が足りない
- カロリー制限しすぎ
- ストレスをためてる
の4種類の食事制限は、肌荒れに繋がりやすいです。
肌荒れするダイエット1:栄養が足りてない
極端な食事制限によって栄養が足りていないと、肌にも栄養が行かず、肌が乾燥したりガサガサ、ボロボロになってしまいます。
身体に充分な栄養が行き届かなければ、身体の末端の方(髪、爪、肌)の栄養が足りなくなってしまいます。
これにより肌が荒れてしまいます。
ダイエットを初めて肌ツヤがなくなってしまった場合は栄養がきちんと摂取できてるか、食生活を振り返りましょう。
肌荒れするダイエット2:炭水化物の量が足りない
炭水化物は三大栄養素の一つで身体のエネルギー源です。
最近ではケトジェニックダイエットなどのいわゆる炭水化物を一切摂らないダイエットが主流になりつつあり、実践する人が増えています。
炭水化物を摂らないことによる身体への影響は大きく、炭水化物を摂らない場合タンパク質がエネルギーとして使われます。
タンパク質がエネルギーとして使われると、本来の役割を果たせません。
タンパク質の本来の役割は皮膚や肌、髪、爪などを作ることです。
- 炭水化物を摂らない
- 代わりにタンパク質を多く摂る
- 炭水化物の代わりにタンパク質がエネルギーとして消費される
- タンパク質本来の役割が果たせない
- 肌が荒れる
という流れになってしまいます。
炭水化物を、一食につきおにぎり一個ぐらいは摂るように心掛けてください。
肌荒れするダイエット3:タンパク質の量が足りない
タンパク質は肌になるための細胞を作ります。
タンパク質が不足していると肌が荒れやすくなります。
また日本人女性はタンパク質が不足しがちと言われています。
普通の状態でもタンパク質が不足している状態なのにダイエットにより、更に不足してしまいます。
従ってタンパク質が不足しないように注意して下さい。
日々、体重×1.5g分のタンパク質[g]摂取を意識してみてください。
肌荒れするダイエット4:カロリー制限しすぎ
ダイエットで食べないように我慢したり、1日の活動に必要なカロリーを大幅に下回るようなカロリーしか摂らないような生活を続けていくと基礎代謝が下がり栄養不足になります。
基礎代謝が下がってしまうと免疫力が低下したり、脂肪を燃焼させる効果が下がりダイエットそのものの妨げになります。
また、基礎代謝が下がると細胞が生まれ変われないため結果肌荒れにつながってしまいます。
ダイエットと意気込んでしまうと過度にやってしまう方も多いと思います。
しっかり食べながら少しずつ体重を落としていく意識を持ちましょう。
肌荒れするダイエット5:ダイエットのストレスからくる肌荒れ
ダイエットというのは終わりが見えないものです。
目標の体重に到達しても今度はそれをキープしなくてはいけません。
このようなストレスからくる肌荒れもございます。
ダイエットで大事なことは身体に負荷を与えないことです。
ストレスをため込まないように、極端な食事制限ダイエットはしない。
ストレスをためないよう、オリジナルのルールを作ってみてください。
(週1度は好きなものを食べる、など)
そうすることでなるべくストレスをため込まずに、肌荒れを防ぐことができます。
ダイエット中にできる肌荒れ改善方とは?
肌荒れしないために一番必要なことはバランスよく栄養を摂ることです。
そこができていなければどれだけ高級な美容液を使っても意味はありません。
もちろんスキンケアも大事ですが、
身体は内部からかえていく方が効果も断然違います。
そこでダイエット中でも必要不可欠な栄養素を紹介していきます。
- 炭水化物
- タンパク質
- ビタミンB2
- ミネラル
- 食物繊維
- 鉄分
これらの栄養素になります。
多いな!と感じた方もいらっしゃると思いますが。
基本的な食事をバランスよく食べれば全て補えることが出来ます。
炭水化物を適切に摂取する
身体のエネルギー源です。
これがないと肌荒れ以外にも様々な影響がでますので必ず摂るようにしましょう。
ダイエットの基本は炭水化物ではなく脂質を減らすことです。
パンよりお米にしましょう。
それでも気になる方は白米ではなく玄米にしてみましょう。
タンパク質を摂取する
肌そのものを作ってくれる栄養素です。
女性はタンパク質が足りないと言われています。
摂るように心掛けましょう。
タンパク質が多く脂質が少ない鶏肉や白身魚、豆類がおすすめです。
ビタミンB2を取り入れる
ビタミンB2は皮膚の保護や再生、疲労回復に働きかけます。
肌荒れや口内炎になりやすい方は不足しているかもしれません。
また脂質の代謝のサポートしてくれるため、
脂肪を燃えやすい身体に変えてくれます。レバーや海藻などに多く含まれています。
またショコラBBなどのサプリを取り入れるなどの方法でも◎。
ミネラルを摂取する
ミネラルとはカルシウムやマグネシウムのことです。
ミネラルは骨や歯を形成したり、細胞の働きをスムーズにしてくれます。
ミネラルが不足してしまうと肌荒れや湿疹、抜け毛が多くなってしまいます。
魚介類、海藻、豆類、野菜に多く含まれるのでしっかり摂取しましょう。
食物繊維を摂取する
食物繊維は腸内環境を整える整腸作用があります。
不足してしまうと身体に負荷がかかりストレスとなって肌荒れになってしまいます。
肌荒れ以外にも便秘やニキビなど身体に良くないので不足しないように注意しましょう。
豆類、芋類、野菜に多いので意識して食べましょう。
鉄分をとる
鉄分は酸素を身体中に運ぶ赤血球を作る栄養素です。
またコラーゲンや皮膚の代謝や生成に関わる機能を果たします。
鉄分が足りないと貧血になってしまい、肌荒れやイライラの原因になってしまいます。
魚介類、レバー、乳製品でしっかり補ってあげましょう。
これら6つの栄養素が不足してしまうと肌荒れに影響が出てしまいます。
ダイエット中でもこれらの栄養素は欠かさずに摂取しましょう。
肉類、魚介類、豆類、野菜をバランスよく食べることが大事です。
まとめ
今回はダイエット中に起こりやすい肌荒れについて解説していきました。
これを読んでいただけばわかる通り、ダイエット中は何を食べるかが非常に大切になってきます。
極少量しか食べないダイエットでは栄養素が不足してしまいますし、偏った食事でダイエットしていると栄養も偏ってしまいます。
ダイエットの時こそ食事に気を使う習慣をつけましょう。
- 自分が決めたカロリーの中で以下にバランスよく栄養を摂れるか意識すること
- インスタントの食品に頼らずに作った料理にすること
- 毎回3食食べる時間をなるべく同じにすること
など食事の時に普段より気を使ってみてください。
またスイーツやデザートを食べたいときや外食の時は自分でルールを作ってみましょう。
意識やルールを作ることでよりダイエットの効果は出やすいです。
身体を変えるためにもぜひ参考にしてみてください。