「睡眠不足で集中力が持たない」「もう一踏ん張りに!」という時に、すぐに効果のあるエナジードリンク。
最近は色々なメーカーのエナジードリンクが発売されており、味も様々です。
そんな大人気のエナジードリンクにも「こんなに美味しいのに太らないのか?」という疑問を持たれる方が非常に多いです。
確かに、糖質の多いエナジードリンクは飲みすぎれば太る原因にもなってしまいます。
しかし、飲み方によっては痩せることも可能です。
今回はそんなエナジードリンクの飲み方について書いていきます。
エナジードリンクは飲みすぎると太る!その理由は?

エナジードリンクを栄養ドリンクだと思って飲む人は多いと思います。
しかし、栄養ドリンクは医薬品に近い「医薬部外品」に分類され、エナジードリンクはジュースと同じ「清涼飲料水」に分類されるので、根本的に目的が違います。
つまり、「エナジードリンクを飲む=ジュースを飲む」ということですから、当然飲み方によっては太る原因になります。
エナジードリンクは糖質が多いため飲みすぎると太る

エナジードリンクには糖質がたっぷり入った商品が多いです。
このように糖質が多いのは、脳の唯一のエネルギー源である糖質を摂ることで「脳のエネルギーを補充し、集中力を高める」という目的があります。同じ理屈で、医薬部外品である栄養ドリンクにも糖質がたっぷり入った商品が多いです。
しかし、この糖質の多さは、エナジードリンクを飲むと太る。という印象を植え付けてしまう原因になっています。
また、実際に飲みすぎると太るのは言うまでもありません。
最近では各メーカーから糖質ゼロの商品が多数発売されているので、太りたくない方や、ダイエットを目的にされている方は「糖質ゼロ」を選ぶようにしましょう。
エナジードリンクにダイエット効果が期待できる?その理由

エナジードリンクは他のジュースと圧倒的に違う点がいくつかあります。
その違いのため、飲むことで、太るどころかダイエット効果までも期待できるのです。この章ではエナジードリンクをうまく利用することで痩せられるだろう、その根拠について解説します。
カフェインは脂肪燃焼効果を期待できる

エナジードリンクを飲むことで集中力が上がる一番の要因は、カフェインが含まれている点です。
エナジードリンクのカフェイン量はとても多く、缶コーヒーが1本で50mg前後の中、ほとんどの商品に100mg以上のカフェインが含まれています。
カフェインの効果は目を覚ますだけでなく、ダイエットにも有効という研究結果もあります。
これは、脂肪の燃焼を促す交感神経を優位にしてくれるからです。
また、カフェインには空腹を抑える働きがあるので、ダイエット中の空腹時にエナジードリンクを飲むことは、食事量を抑えるうえで大変有効な手段であると言えるでしょう。
痩せビタミンが入っている

エナジードリンクには痩せビタミンの異名を持つ、ビタミンB群もバランスよく入っています。
特にどのエナジードリンクにも多く配合されているビタミンB12とビタミンB6ですが、神経細胞の修復を促すことで、脳の疲れを取り除くことを目的に配合されます。
ビタミンB群は体内で様々な酵素を補助する「補酵素」として働きますが、補酵素が足りなければ身体は代謝を落として省エネモードになります。
身体が省エネモードになると、当然頭が働かなくなるので集中力が落ちます。
他にも、糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーとして使わずに温存しようとするため、太る原因にもなります。
反対に、ビタミンB群が満ちているときは、代謝が活発になるので、集中力も上がり、糖質や脂質を積極的にエネルギーとして使ってくれるのでダイエット効果が期待できます。
また、ビタミンB群は水溶性のビタミンなので1日数回に分けて補給する必要があります。
ビタミンB群は肉や野菜など様々な食材に含まれていますが、外食やコンビニ食を続けているとどうしても不足してしまいます。
そんな方に、エナジードリンクは貴重なビタミンB群の供給源にもなるのです。
アルギニンで血流促進

海外で販売しているエナジードリンクには「タウリン」というアミノ酸が入っています。
タウリンは疲労回復の効果が期待できる物質で、日本ではタウリンの入った飲料は医薬部外品に分類されます。
そのため、日本で販売しているエナジードリンクにはタウリンを配合せず、代わりに「アルギニン」というアミノ酸を配合しています。
アルギニンには血流を促す作用があるので、脳への血流を促し集中力を高めることを期待して配合されていますが、血流を促すと言うことはダイエットにも効果的です。
他にも、脂肪燃焼作用がある成長ホルモンの合成を促し、免疫力を向上させ、疲労の回復を促す効果が期待できます。
どのエナジードリンクがダイエットに最適?各社様々な成分で差別化を図っており大差はない

エナジードリンクは様々な会社が販売してますが、基本的な成分は上でご紹介した「カフェイン」「ビタミンB群」「アルギニン」です。成分自体には大差はありません。
しかし、各社とも差別化を図るために様々な成分を追加で配合しております。
有名な「モンスターエナジー」と「レッドブル」で比較してみると、レッドブルには上記の成分以外は配合されていませんが、モンスターエナジーには、運動により消耗したエネルギーレベルを上昇させる「D-リボース」や、脂肪燃焼に効果の高い「L-カルニチン」、滋養強壮効果の有る「高麗人参」が含まれています。
このことから、モンスターエナジーは運動に適した成分が多いと言えそうです。
肉体改造のプロもトレーニング前にエナジードリンクを飲んでいる

近年、フィジークやベストボディといった、綺麗な肉体を目指す大会が流行っています。
このような大会に出る、肉体改造のプロたちもエナジードリンクの愛用者であることが多いです。
YouTubeに主に筋トレ動画を上げており、最近ボディビルの大会にも頻繁に出場している「ぷろたんさん(ぷろたん日記)」や、日本人で数名しかいないIFBBプロの「カネキンさん(Kanekin Fitnes)」などの筋トレ系YouTuberの方は、筋トレ前にエナジードリンクを飲まれることが非常に多いです。
これは、筋トレ時の集中力が上がる以外にも、
- カフェインの効果で筋肉が働きやすくなる
- アルギニンで血流を増加させることで、筋トレ効果を上げる
- ビタミンB群で疲労対策
といった様々な効果を期待して飲んでいます。
基本は「糖質ゼロ」を選ぶべき

繰り返しになりますが、エナジードリンクで太らないためにも糖質には気を付けるべきです。
エナジードリンクを選ぶ際は「カロリー」ではなく「糖質」を見て下さい。
また、栄養成分の表記には糖質が20g程度と書かれていても、それは「100mlあたり」と言うことがほとんどです。その場合、200mlのエナジードリンクであれば40gの糖質を摂ることになり、おにぎり1個分に相当します。
エナジードリンクを選ぶときは、基本的には「糖質ゼロ」を選びましょう。
まとめ

- エナジードリンクは糖質が多いものがほとんどなので、注意して選ばないとカロリーオーバーで太る原因になる。基本的には「糖質ゼロ」のものを選ぶように。
- エナジードリンクに含まれる成分はどれも「集中力を高める」ことを期待して配合されているが、これらの成分はダイエットにも非常に有効である。
- カフェインは脂肪の燃焼を促し、空腹感を抑えてくれるので、ダイエットの強い味方。
- ビタミンB群をしっかり補給することで太りにくい体質へ。
- アルギニンは健康維持にも必須。血流を促すのでダイエット効果も高い。
- エナジードリンクに配合されている成分は筋トレに有効で、肉体改造のプロたちもエナジードリンクを愛用している。
エナジードリンクは糖質が多く、分類としてはジュースになるので飲みすぎれば当然太る原因になります。
できるだけ糖質ゼロの商品を選ぶことで太ってしまわないように注意し、成分の効果を分かったうえで上手に飲み、反対に痩せるための武器に使いましょう。