ダイエットをしよう!と決意したとき、皆さん自分の体重でまずは目標を立てますよね。「45kgになりたい!」「今より5キロ痩せたい!」など…。
実は体重に正しい測り方があることをご存知でしょうか?体重測定のタイミングで測定の結果が全然違うんです!
どうすれば正しく測定することができるの?今回は、より正確な体重を測るための方法を解説します。
この記事は現役のパーソナルトレーナーであり、学生から年配の方まで幅広いお客様にトレーニングや食事のメニューなどを指導している著者が執筆しています。
体重ってそもそも測り方で変わるの?

体重は測り方によって差が出ることがあります。体重の差が出てしまう理由はなんなのか。その理由は、床の柔らかさが影響します。
例えばフローリングで測定するのと、ゴムの床など柔らかい床で測定するのは差が出ます。体重の差は床以外で大きく差はありませんが、「体組成」には測り方など条件によって測定値に差が生じます。
また朝と夜で体重に若干の違いが出るなど、「どのタイミングで計測するのか」によって体重は変わってきます。
計測する数値にずれが出ることにより、ダイエットが正しく進まない可能性もあります。ダイエットを恙無く進めるためには、正しい計測方法を知ることが大切なのです。
体重の正しい測り方とは?

さて、早速本題の正しい体重の測り方をご紹介していきます。
体重の正しい測り方の基本は、体重を測る時の条件を同じにすることです。
ダイエット時に体重計に乗る目的は体重の変動を把握するためです。
体重が一週間後、一ヶ月後どのように変化しているか。その時に条件がバラバラだと正確な体重の変動がわかりません。
そうならないためにも条件を同じにする必要があります。
体組成計は足裏などから微弱な電流を流して抵抗などから筋肉量や体脂肪率を計算しています。そのため体内の水分量や、接地面の水分が関係します。
こうした条件を合わせるためにどう測るべきなのか、以下で詳しく説明していきます。
測るのに適したタイミングで測る

タイミングを同じにすることで一定期間の変化を経過観察しやすくなります。
就寝前、もしくは起床後に固定するのがベストです。
また避けた方がいいタイミングは、食後や入浴直後、運動後。食後は体内の水分量が増えてしまいます。逆に入浴後や運動後は汗をかいて水分が減ってしまっています。
体内の水分が増えたり、減ったりした状態で測ると正確な体重や体脂肪率が出ないのでなるべく避けましょう。アルコールを飲んだ後や二日酔いの時、風邪をひいている場合も正確な数値が出ないのでNG。
起床後トイレを済ませたタイミングなどが、お勧めです。
体重を測る時は軽装かつ同じ服装!

服を着ている状態ですと服の素材や大きさによって重さが変わってきてしまいます。
体重を測る際は全裸もしくは下着で測ると正確性がますのでおすすめです。
最近では体脂肪率や筋肉量なども測定できる体重計、体組成計が主流になっています。体組成計で測る際も、服装や測る時間帯などの条件を同じにすることが重要です。
特にお水を飲んだ直後に測ると体脂肪が低くなり、体内の水分が足りない状態だと体脂肪が高く出るので気をつけましょう。また体組成計で測れる体脂肪や筋肉量には正確性はあまりないので、あくまで目安の数値としての認識を持ちましょう。
平たい場所に体重計を置く
マットの上や絨毯、傾きのあるところで測定すると正しく測定できません。
床やフローリングなど硬くて平らな場所で測定しましょう。
素足で体重計に乗る
体重を測定するときは裸足で行いましょう。
特に体脂肪率も測定する体組成計の場合、足裏から微弱の電気を流します。その電気の通りから水分量を計算して体脂肪率が出ています。
靴下や靴を履いたままだと正しく測れません。また足が湿っていたり、濡れていても正しく計測できないので気をつけましょう。
体重計に乗ったら動かない
体重計に乗って重心が動いていると数値も変化しやすいです。
体重計に乗ったら数値がでるまで動かないようにしましょう。
どんな体重計を選べばいいの?おすすめの体重計
世の中にはたくさん体重計があり、いざ選ぶとなると迷ってしまいますよね。
定期的に体重・体脂肪の増減をモニタリングする場合は携帯のアプリと連動する機種がお勧めです。
予算を抑えたい場合は最低限の体重と体脂肪率を測定できるものを選びましょう。
メーカーによって体組成の数値に差が出ます買い換えた時に今までと体脂肪率が全然違う!なんてことも起こりうるのですが、焦らずに今後の
経過観察の一つの要素としてください。
おすすめの体重計:予算を抑えたい場合
とりあえず体重と体脂肪率が測定できれば問題ない!と言う方はこちらがお勧めです。
体脂肪率が想定できれば、大まかな栄養摂取の計算や脂肪量の増減の経過観察も可能になります。
体重だけ測定できれば。と考えていた方も可能であれば体脂肪率が図れるものが良いです。
おすすめの体重計:アプリで記録したい場合
最近はスマホのアプリと連動し、アプリで体重を記録することができる体重計も登場しています。アプリで計測できるものの中でおすすめなのが、こちらです。
意外と体重計に乗っていちいちスマホのアプリに書き込むのって面倒なもの。しかり経過を見たい人にとっては非常に便利な体重計です。
アプリで経過を可視化することでモチベーションの維持と、運動量や栄養摂取の方針を決定できます。身体作りを行っている方にはお勧めです。
まとめ

体重測定で重要な事は条件を揃える事です。
完全に正確な数値の測定は難しいですが条件を揃える事で、体重・体脂肪の変化の推移を観察することができます。
1週間単位で減少傾向or増加傾向or維持 など【傾向】を見ることが大切です。