私たちの身体をつくる重要な栄養素である「タンパク質」

代謝を落とさず痩せやすい身体づくりをするためにも、必要不可欠な栄養素のひとつです。

ダイエット中には食事制限をする方も多くいらっしゃいますが、そんなときでもタンパク質だけはたっぷり摂っている、という場合がほとんどではないでしょうか?

そんなタンパク質ですが、実はタンパク質の摂り過ぎで太るといわれています。

ダイエットのためにタンパク質を摂っていたのに、それが原因で太ってしまっては本末転倒です。

そこで今回は、

  • タンパク質で太ったという口コミとその原因
  • タンパク質の役割
  • ダイエット中のタンパク質の上手な摂り方のポイント

以上の3点を中心に、管理栄養士がご紹介します。

タンパク質は太るの?タンパク質を摂って太ってしまったという口コミとその原因

タンパク質は私たちの身体にとって必要不可欠な栄養素です。

ではなぜ、タンパク質が原因で太ってしまうのでしょうか?

実際にタンパク質を摂って太ってしまったという口コミと、その原因をみていきましょう。

タンパク質で太ったという方の実際の口コミ

タンパク質が豊富な食品やプロテインを摂り始めたことで太ったという方が、多数見受けられました。

必要な栄養素であるタンパク質が原因で太るのには、どのような理由があるのでしょうか?

原因はタンパク質の「摂り過ぎ」

タンパク質にも1gあたり4kcalのエネルギーが含まれています。

これは、糖質と同じだけのエネルギー量です。

ダイエット中には、カロリーを気にして食事の糖質を制限する方も多くいらっしゃいます。

しかし、タンパク質も同等のエネルギー量となるため、ダイエット中の摂り過ぎはNGなのです。

食品に含まれるタンパク質以外の成分が原因の可能性も

食品には様々な栄養素が含まれており、タンパク質が豊富であるお肉やお魚・卵・大豆製品・乳製品などにも脂質や糖質をはじめとした栄養素が多数含まれています。

もちろんいずれの栄養素も身体にとっては必要な成分ですが、糖質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalです。

そのため、摂り過ぎはカロリーオーバーに繋がり、太る原因となってしまう可能性があるのです。

特に、脂身の多いお肉やお魚・乳製品、油を多く使ったメニューには注意が必要です。

「プロテイン」なら大丈夫?ダイエッターが陥りがちな失敗

タンパク質補給のために飲んでいる方も多い「プロテイン」

トレーニングや運動後に飲むことで筋肉をつくる材料となり、理想の身体づくりをサポートしてくれるアイテムです。

プロテインにはタンパク質が豊富に配合されています。

しかし、実は糖質も多い食品なのです。

純粋なタンパク質粉末だけでは味気がなく、おいしいとはいえません。

そのため、プロテインに糖類を加えて甘味を強めたり、様々なフレーバーを加えたりすることで飲みやすくしているのです。

激しい運動やトレーニングなどによってエネルギーを消費したあとであれば、タンパク質とともに糖質でエネルギーを補給することも大切です。

しかし、単純にダイエットのためになると思って普段の生活の中で飲んでいると、カロリーオーバーに繋がり太る原因となる可能性があるのです。

タンパク質の身体での役割

タンパク質が太りやすいということではなく、タンパク質を撮り過ぎるとカロリーオーバーして太るということがわかりました。

ここで、タンパク質が私たちの身体で果たしている役割やその重要性を確認しましょう。

タンパク質は「三大栄養素」のひとつ

私たちが生きていくうえで必要不可欠な栄養素として「三大栄養素」と呼ばれているものがあります。

それは、炭水化物・脂質・タンパク質の3つです。

三大栄養素は「エネルギー産生栄養素」とも呼ばれ、身体を動かすエネルギー源や皮膚や筋肉・内臓などの原料となるほか、体内で働くホルモンや消化酵素などをつくり出す材料となります。

タンパク質は身体をつくり健康・キレイを維持するために必要不可欠

三大栄養素の中でも、タンパク質は主に身体を構成する主成分となります。

タンパク質は皮膚や爪・筋肉・内臓・髪の毛などあらゆる器官を構成しているほか、食べ物の消化や代謝に必要な様々な酵素をつくる材料でもあります。

そのため、健康でキレイな身体を維持するためにはタンパク質を十分に摂取する必要があります。

タンパク質は20種類のアミノ酸から構成されており、そのうち9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内でつくり出すことができません。

つまり、食事から様々なアミノ酸をバランス良く摂取することが大切なのです。

ダイエット中のタンパク質の上手な摂り方のポイント

タンパク質は摂り過ぎると太る可能性がありますが、ダイエット中には欠かすことのできない大切な栄養素です。

そこで、ダイエット中にタンパク質を摂るときのポイントを押さえて、上手に活用しましょう。

適量のタンパク質を摂取する

ダイエット中のタンパク質の摂り過ぎはNGですが、身体をつくる材料であり、痩せやすい身体づくりには欠かせません。

そのため、十分な量のタンパク質を確保することが大切です

ダイエット中に理想とされるPFCバランスは、P(タンパク質):F(脂質):C(炭水化物)=4:2:4です。

これを目安に、タンパク質の不足・過剰に注意して適量を摂取するように意識しましょう。

タンパク質豊富な食品の中でも脂質の少ないものを選ぶ

お肉やお魚由来の良質なタンパク質を摂ることは、ダイエットをするうえで非常に大切です。

しかし、お肉やお魚は部位によって脂質の量が大きく異なります。

そのため、赤身のお肉を選ぶ・脂身や鶏皮は除去する・脂身の多いハラスの部分を避けるなど、脂質の摂り過ぎにならないように意識しましょう。

脂質や糖質の少ないメニューを選ぶ

低カロリー高タンパクな食材を選んでも、調理方法や組み合わせる食材によっては脂質や糖質の量が多くなり、カロリーオーバーに繋がってしまう可能性があります。

そのため、

  • 揚げ物を始め炒めものなど油を多く使用するメニューを控える
  • チーズや生クリーム・バターなど脂質の多い食材や炭水化物の多い食材を多量に組み合わせた料理は食べ過ぎない

など、メニューや食材選びにも注意すると良いでしょう。

プロテインは運動と併用する

先ほどもご説明したように、プロテインにはタンパク質以外にも糖質が多く含まれています。

しかし、タンパク質とエネルギーを効率よく摂取できる食品ですから、上手に活用することが大切です。

そこで、プロテインを飲むときは運動やトレーニングと併用しましょう

運動やトレーニングの前後に飲むことで、効率よくエネルギーを補給し、筋肉をつくるための原料としてタンパク質を活用することができます。

運動をしていないのに普段の食事にプラスして飲んでいるとカロリーオーバーにつながる可能性があるため、あくまでもダイエットやボディメイクの補助アイテムとして考えると良いですね。

まとめ:適量のタンパク質を摂取してキレイで健康な身体を目指しましょう!

タンパク質は私たちの身体にとって必要不可欠な栄養素のひとつで、痩せやすい身体をつくるためにも十分に摂取することが大切であるとわかりました。

しかし、タンパク質も糖質と同等のエネルギーが含まれており、摂り過ぎは太る原因となってしまいます。

そのため、タンパク質を十分に確保しつつも、カロリーオーバーにならないようにタンパク質・脂質・糖質のバランスを整えることが大切です。

今回ご紹介したポイントを参考に、タンパク質を上手に摂ってキレイで健康な身体を目指しましょう!